こんにちは!亀岡です^^

先日84歳になる

私の祖母が

 

「軽度の認知症」

 

と診断を

受けたそうです。

 

最近少し物忘れが増えてきたので

気になって

大きな病院に

診てもらったそうなのです。

 

私も医療職でしたので

認知症についての知識を

少しお伝えすると、

認知症と診断される条件は

 

●明らかな記憶障害がある

●記憶障害以外の認知機能の障害がある

●性格に支障がある

 

この3つの条件が

当てはまります。

 

あえて教科書的に書きましたが、

皆さんはこの3つの条件を読んで

当事者や当事者のご家族の方は

どんな気持ちを抱くでしょうか?

 

 

おそらくほとんどの方が

 

「うわぁ。。。何もできなくなるんじゃ・・・

人格変わってしまうんじゃない?」

 

よっぽど知識があるか

プラスのエネルギーに

満たされていない限りは

 

ネガティブなイメージを抱き、

とても落ち込んでしまうでしょう。

 

 

実際、私の叔母も

「認知症」と診断を受けたことで

大きなショックを受けていました。

 

これからが不安で仕方がなく

祖母が祖母でなくなったような感覚の連絡が

私の所へ来たのです。

 

医師からの説明や

TVやネットの情報もあって

かなりマイナスな

エネルギーに支配されていたのです。

 

 

 

病気の診断は医師しかできませんし、

医師も暇ではないので、

 

その後のフォローは

手薄になりがちなのが、

今の医療現場では

一般的ではないかと感じます。

 

もちろん診断名をつけることで

様々の福祉・医療サービスを使用できるように

なる点もあるので、

 

診断名をつけることは

医師の重要な役割の一つだと思います。

 

ですが、認知症に限らず

うつ病や発達障害など

 

”診断名”が独り歩きして

患者さんが

更に不安になっていまうのが

医療業界の一つの問題点だと

感じています。

 

その患者さんをフォローするのは

看護師さんや介護士さんリハビリ職さん

らのコメディカルスタッフなのですが

私も経験があるように

学校では

病名や症状を

 

”国家試験を受かることが命題”

 

のために

 

患者さん、当事者をみる教育よりも

病名や症状を一生懸命勉強する方に

フォーカスが当てられています。

 

つまり、

本来あるべき

 

病気 〈 患者さん

 

より

 

病気 〉 患者さん

 

になっているということなのです汗。

 

 

私も今になって

反省する点は多々あって、

 

もう少し

不安の中生活している患者さんに

うまくフォローできたのでは・・・

と思うことが多々あります。

 

 

また、

インターネットで

病気の情報が手に入る時代です。

 

 

「認知症 特徴」と検索すると

認知症について

おおよそのことは分かると思います。

 

 

私なんかもうつ病になった時は

調べまくりました笑

 

病気のことについて

詳しくなることは

重要ですが、

 

それよりも

 

「やっぱり認知症の特徴に当てはまる・・・

どうしよう」

 

「自分は〇〇病じゃないのか?

当てはまる部分が多すぎて恐い」

 

 

などなど

ネガティブなイメージに

引っ張られ、

 

それから回復するには

かなりの時間とパワーが必要になります。

 

私自身も経験したことですし、

私がリハビリ職として働いていた時に

ご家族の方を観てきた経験からも

そう言えます。

 

私が祖母と接した時は、

 

「確かに物忘れが増えた部分はあるけれど、

まだまだ一人でできることがたくさんある。

年齢も若くはないし仕方ないなぁ~」

 

と感じていました。

 

 

ですので、叔母には

「認知症、認知症と思えば思うほど、

マイナスのパワーに支配されてしまうので

 

認知症という診断名は

一旦ゴミ箱に捨てよう。

 

出来ることたくさんあるし、

そこにフォーカス当てて行きましょう!」

 

と話をしました。

 

 

叔母も

 

「マイナスエネルギーを満タンだったわ~

ありがとう~」

 

とスッキリしたような

返事がきました。

 

こうやってアドバイスできたのも

医療の現場の経験と

 

うつ病になった経験のときの

学びがあったからです。

 

その2つの経験は

私の人生の谷底の部分。

 

今まで自分が

乗り越えてきたこと

悩み苦しんできたこと。

 

 

今、身近にいる大切な人たちの

お役に立つことが

できた一つの最近の出来事でした。

 

最後までお読み頂き

ありがとうございました。