言葉が出ない・遅い子どもを支える家族の経験談より

 

こんにちは!亀岡です^^

 

 

私は以前

 

言葉が出にくかったり・・・

言葉の発達がゆっくりだったり・・・

コミュニケーションを

取ることが苦手だったり・・・

 

そういった子ども達を

支援するお仕事をしていました。

 

 

その当時は自分のスキルを

磨くことに必死で、

気づきことができませんでしたが、

 

今になってその経験が学びに

変わる出来事が多くあります。

 

 

例を挙げると

働いていた当時は、

 

・言葉が増えたり、

コミュニケーションの能力の向上は

子どもの力によるものが大きい

 

・そして、私のような

医療従事者の力が

大きく影響する。

 

という考えが強かったのです。

 

もちろんこの2つの事柄にも

左右されますが、

 

 

現在、感じるのは

 

ご家族の方が上手に対応されている

子どもさんが一番

言葉やコミュニケーションが

向上していたなぁ~

 

ということです。

 

先輩の経験から

 

ベテランの先輩もこんなことを

言っていたのを思い出します。

 

「家庭が厳しすぎる親御さんは

私達がいくら頑張っても

 

思うようにことばの力が

向上しないことがよくあります」

 

と。

 

今となってはとても共感できる

助言で

ふと思い出しました。

 

 

言語の指導に来られるご家族は

わけが分からず

 

「保健師さんに指摘されたから来た」

 

と来院される方も

いらっしゃる一方で、

 

厳しすぎる親御さん

もちろんいました。

 

 

厳しすぎると負のループに陥る

 

 

 

「どうして間違うの!」

「なんでできないの!」

 

言葉が出なくて不安な気持ち、

我が子のことを強く思う気持ちは

十分に理解できますが、

 

こうなるとやはり子どもは

萎縮してしまいがちです。

 

その結果、やらされ感が生まれ、

子どもは嫌々ことばの活動に

参加してしまう。

いくら頑張っても

褒められることがない

更に子どもはやる気をなくす

活動にも力が入らない、

なかなかことばも向上しない・・・

 

といった

「魔のループ」に陥ります。

 

 

言葉の育ちを後押ししている家族の特徴

 

一方でことばや

コミュニケーションが向上していく

ご家族の特徴としては

 

 

「あまり細かいことをいろいろ言わない」

 

「褒めることがとても上手」

 

といった特徴が挙げられます。

 

 

つまり子どもさんの意思を

とても尊重にし、

 

ことばの成長を後押しするような

接し方をしているのです。

 

 

ささいなことで

叱責しませんし、

強制もほとんどしません。

 

 

また過剰に称賛したり

持ち上げることはなく

 

子どもとの距離は近すぎず

遠くなりすぎず

 

見守っています。

 

 

仮に失敗しても

さまざまな選択肢を提案して

子どもさんに考えて決断するように

促すご家族さんもいらっしゃいます。

 

 

叱るときは時に

必要で短期的にみると

効果的かもしれませんが

 

日常のささいな出来事から

叱っていると

その効果も薄れてしまいます。

 

この点は脳の伝達物質とも影響が

ありますので

 

気になる方はコチラの記事も

お読みください。
↓↓↓
(コチラから)

 

 

 

最後に

 

 

ことばの活動に来られる中で

当初は厳しく対応していた親御さんが

徐々に子どもを受け止め

 

対応が変化していくケースが

多々あります。

 

その瞬間は

 

子どもを教育する=

自分の思考も成長させていく

 

ということに気づいた瞬間です。

 

子どもを育てていこうとなると

今までの経験や価値観で

判断し、しつけをしてしまいがちです。

 

しかし、

言葉につまずきがある子ども達と

接しようとすると

それではうまくいかないことが多いです。

 

自身の行動を振り返り

思考をアップデート(新しく)していくこと

必要なのです。

 

このアップデートを行う作業を

手助けをするのが

私のお役目でした。

 

子どもの言葉そのものを

伸ばすことよりも

 

不安になっているご家族と一緒に

 

「自分も仲間になって

良い生活を目指していこう!」

 

と手を差し伸べることでした。

 

絶対に普通に継続して

仕事をしていれば気づかなかったこと。

 

今になって気づく

学びです。

 

 

今後は、自分で皆様を

支援する機会があれば

 

その経験を活かして

人生がよりよくさせるお手伝いが

できるようにしたいと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。